「退職代行に依頼したのに退職できなかったら、お金が無駄になるんじゃ…?」。退職代行サービスの利用を検討している方の中には、こうした不安を感じている方もいるでしょう。
返金保証があるサービスなら、万が一退職できなかった場合に料金が全額返金されます。初めて退職代行を利用する方や、本当に退職できるのか不安な方にとって、返金保証は大きな安心材料になります。
この記事では、返金保証付きの退職代行サービスを紹介するとともに、返金保証の仕組みや利用時の注意点を詳しく解説します。

退職代行の返金保証とは?
退職代行の返金保証とは、サービスを利用したにもかかわらず退職が実現しなかった場合に、支払った料金が全額返金される制度です。
返金保証の仕組み
返金保証は「退職が完了しなかった場合」に適用されます。具体的には、退職代行サービスが会社に退職の意思を伝えたにもかかわらず、退職が成立しなかった場合に全額返金を受けられます。
ただし、実際には退職代行サービスの退職成功率は非常に高く、ほとんどのケースで退職は成功しています。返金保証は「もしものとき」の安全ネットとして機能するものです。
返金保証が適用されないケース
以下のような場合は、返金保証が適用されないことがあります。
- 利用者自身の意思で退職を撤回した場合
- サービス利用後にキャンセルした場合
- 虚偽の情報を提供していた場合
- 利用規約に違反した場合
返金の条件をあとから確認できるように、申し込み時の控えや利用規約の画面を印刷してクリアファイルに保管しておくと、万が一のときにも落ち着いて手続きできます。
返金保証ありのおすすめ退職代行サービス
ここからは、返金保証が付いているおすすめの退職代行サービスを紹介します。
退職代行SARABA(サラバ)
退職代行SARABAは労働組合「退職代行SARABAユニオン」が運営するサービスで、雇用形態を問わず料金は一律24,000円(税込)です。全額返金保証が付いており、万が一退職できなかった場合でも安心です。24時間365日対応で、有給消化や未払い残業代の交渉にも追加料金なしで対応してくれます。
退職代行トリケシ
日本労働産業ユニオン(労働組合)が運営する退職代行トリケシは、一律19,800円で全額返金保証付きです。以前は25,000円でしたが、利用者の増加に伴い値下げが実現しました。LINEから匿名で相談でき、団体交渉権を活かした有給消化の交渉も可能です。なお、記事執筆時点では公式サイトに接続できず、新規受付を停止している可能性があります。
退職代行モームリ
退職代行モームリは正社員22,000円、パート12,000円で、返金保証が付いています。24時間LINEで相談・依頼が可能で、後払い(+3,000円)にも対応しています。パートの料金が特に安いため、非正規雇用の方にも利用しやすいサービスです。
なお、運営会社では2026年2月に前代表らが弁護士法違反などの疑いで逮捕・起訴され、8月に有罪判決(執行猶予付き)が言い渡されています。問われたのは利用者を弁護士に有償で紹介していた点で、退職の意思を会社に伝える行為そのものが違法とされたわけではありません。サービスは4月に新しい代表のもとで新規受付を再開しています。民間業者型のため会社との交渉はできないので、有給休暇や未払い賃金、退職日などで揉めそうな場合は労働組合型や弁護士型も検討してください。料金は記事執筆時点のもので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
わたしNEXT
女性専門の退職代行サービス「わたしNEXT」は、アルバイト・パートが18,800円(税込)、正社員・契約社員・派遣社員などが21,800円(税込)で、全額返金保証付きです。JRAA(日本退職代行協会)の「特級認定」を取得しており、信頼性の高いサービスです。
退職代行ニコイチ
退職代行ニコイチは一律27,000円で、全額返金保証が付いています。業界で最も長い運営実績があり、累計66,000人以上の退職をサポートしてきた信頼性があります。有給消化サポートやアフターフォローもすべて料金に含まれています。

返金保証付きサービスを選ぶメリット
返金保証が付いているサービスを選ぶことには、料金面以外にもメリットがあります。
サービスの品質に対する自信の表れ
返金保証を設定しているということは、それだけ退職成功に対する自信があるという証でもあります。返金保証がないサービスに比べて、サービス品質が高い傾向にあると言えるでしょう。
初めての利用でも踏み出しやすい
退職代行を使ったことがない方にとって、数万円の料金は決して安くありません。返金保証があることで「ダメだったらお金が戻ってくる」という安心感が生まれ、一歩を踏み出しやすくなります。
悪質なサービスとの見分けがつきやすい
返金保証を設定しているサービスは、利用規約や返金条件が明確に記載されていることが多いです。逆に、返金保証がないのに高額な料金を設定しているサービスは慎重に検討する必要があります。
返金保証の確認ポイント
返金保証があるからといって安心しきるのではなく、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
返金条件を具体的に確認する
「退職できなかった場合に全額返金」とは、具体的にどのような状態を指すのかを確認しておきましょう。利用規約に返金条件が記載されているはずなので、申し込み前に必ず目を通してください。
返金の手続き方法
返金保証が適用された場合の手続き方法(申請方法・返金のタイミング・返金先など)も確認しておくと安心です。
返金保証の対象範囲
退職代行の料金のみが返金対象で、それ以外の費用(組合費・手数料など)は返金されないケースがあるため、トータルコストで考えることが大切です。
- 返金条件を利用規約で事前に確認する
- 返金の手続き方法とタイミングを把握する
- 返金対象は退職代行料金のみかを確認する
- 返金保証の適用除外事項もチェックする
退職代行の成功率はどのくらい?
返金保証の有無を気にする方の根底には、「退職代行って本当にうまくいくの?」という不安があるでしょう。実際のところ、退職代行サービスの退職成功率は非常に高い水準にあります。
多くのサービスが退職成功率100%を掲げており、法的に退職は労働者の権利として認められているため、会社が拒否しても退職は成立します。民法627条では、期間の定めのない労働契約の場合、退職の意思表示から2週間が経過すれば退職が成立すると定められています。
つまり、退職代行サービスが退職の意思を伝えた時点で、法的には退職のプロセスが始まります。会社が「認めない」と言っても、法律上は退職を止めることはできません。
退職代行を使う場合も、あとから退職届の郵送を案内されることがよくあります。用紙と封筒を手元に用意しておくと、手続きが止まらずに進みます。

よくある質問(Q&A)
Q. 返金保証が適用された事例はある?
退職代行サービスの退職成功率は非常に高いため、実際に返金保証が適用されたケースはほとんど報告されていません。返金保証は「万が一のための安心材料」と考えてよいでしょう。
Q. 返金保証がないサービスは避けた方がいい?
返金保証がないサービスでも、信頼性の高いサービスはたくさんあります。弁護士型の退職代行などは返金保証を設けていない場合もありますが、法的な対応力が高いため別の形で安心感があります。返金保証の有無だけでなく、運営元の信頼性や実績なども総合的に判断しましょう。
Q. 自分から退職を撤回した場合も返金される?
自分の意思で退職を撤回した場合は、返金保証の対象外になるのが一般的です。返金保証はあくまで「サービスを利用したのに退職が実現しなかった場合」に適用されるものです。
Q. 返金保証と全額返金保証は同じ?
基本的には同じ意味で使われていますが、サービスによって「全額」の範囲が異なることがあります。退職代行の基本料金のみが返金対象なのか、労働組合の加入費用なども含まれるのかは、利用規約で確認しておくのが確実です。不明な点があれば、申し込み前の無料相談で直接質問してみましょう。
Q. 返金保証付きのサービスを選ぶデメリットはある?
返金保証付きだからといって特別なデメリットはありません。むしろ、返金保証を設けているサービスは退職成功への自信の表れであり、サービス品質が高い傾向にあります。強いて言えば、返金保証がない弁護士型サービスの方が法的対応力は高い場合があるため、トラブルの内容によっては弁護士型を選ぶほうが適しているケースもあります。
まとめ
返金保証付きの退職代行サービスを選べば、万が一退職できなかった場合でも料金が全額戻ってくるため、安心して利用できます。SARABA・トリケシ・モームリ・わたしNEXT・ニコイチなど、多くのサービスが返金保証を設けています。
実際には退職代行の成功率は非常に高く、返金保証が適用されるケースはほとんどありません。それでも「もしものとき」の保険があることで、最初の一歩を踏み出しやすくなるのは確かです。
退職代行の利用を検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
退職代行で後悔する理由と体験談|失敗しないための事前確認ポイント
参考リンク:


