飲食店で働いていると、「人手が足りないから辞められない」「シフトの穴を埋める人がいない」と言われて退職を引き止められた経験はありませんか。長時間労働や休みの少なさに悩みながらも、なかなか辞められずに我慢している方は多いです。
そんな飲食店スタッフにとって心強い味方が退職代行サービスです。この記事では、飲食店特有の退職の悩みや注意点を整理しつつ、おすすめの退職代行サービスを紹介します。

飲食店スタッフが退職しにくい理由
人手不足による強い引き止め
飲食業界は慢性的な人手不足に悩まされています。そのため、退職を申し出ると「代わりが見つかるまで待ってほしい」と言われることが少なくありません。しかし、人員の確保は経営者やお店の責任であり、スタッフ個人が辞められない理由にはなりません。
体育会系の職場文化
飲食店には「根性で乗り越えろ」「辞めるなんて甘えだ」という体育会系の風土が根強く残っている職場もあります。こうした環境では退職の意思を伝えること自体が大きなストレスになります。
少人数の職場だから言い出しにくい
個人経営の飲食店や小規模なお店の場合、スタッフの数が少なく、店長やオーナーと日常的に近い距離で働いています。関係性が近いからこそ退職を切り出しにくいという心理が働きます。
シフト制で退職のタイミングが分からない
正社員であれば「月末退職」などのタイミングがありますが、シフト制の飲食店では「いつ辞めるのがベストなのか」が分かりにくいです。退職代行を使えば、退職日の調整もお任せできます。
民法627条により、退職の意思を伝えた日から2週間で雇用契約は終了します。シフトの穴を埋めるのはお店側の責任であり、スタッフ個人が責任を負う必要はありません。
飲食店スタッフが退職代行を使うメリット
店長やオーナーと直接話さなくて済む
退職代行サービスが自分の代わりにお店に連絡してくれるため、気まずい退職の話し合いを避けられます。特にパワハラ気質の店長がいる場合は、精神的な負担を大きく減らせます。
即日で出社不要になるケースも
多くの退職代行サービスは即日対応に力を入れています。依頼したその日のうちにお店へ連絡が行き、翌日から出勤する必要がなくなるケースも珍しくありません。
有給消化の交渉も可能
飲食店のアルバイトやパートでも、法律上は有給休暇の権利があります。労働組合型の退職代行なら、有給消化について交渉してもらえるため、残っている有給を活用できます。
制服や備品の返却もサポート
退職代行を利用すれば、制服やエプロン、鍵などの備品は郵送で返却する形を取れます。わざわざお店に行く必要がありません。
制服やエプロンを送るときは、サイズの合う段ボール箱を用意しておくと梱包がすぐに終わります。

飲食店スタッフにおすすめの退職代行サービス
退職代行モームリ
退職代行モームリは、正社員22,000円・パート12,000円という手頃な料金が特徴です。飲食店のアルバイト・パートでも利用しやすい価格設定になっています。
- 料金:正社員22,000円/パート12,000円(税込)
- 後払い対応(手数料+3,000円)
- 来店・オンライン面談のオプションあり
- 退職届の郵送代行あり
- リピート利用は50%OFF
パートやアルバイトの料金が12,000円と業界でもかなりリーズナブルです。飲食店でアルバイトとして働いている方にも使いやすいサービスです。詳細は公式サイトをご確認ください。
なお、運営会社では2026年2月に前代表らが弁護士法違反などの疑いで逮捕・起訴され、8月に有罪判決(執行猶予付き)が言い渡されています。問われたのは利用者を弁護士に有償で紹介していた点で、退職の意思を会社に伝える行為そのものが違法とされたわけではありません。サービスは4月に新しい代表のもとで新規受付を再開しています。民間業者型のため会社との交渉はできないので、有給休暇や未払い賃金、退職日などで揉めそうな場合は労働組合型や弁護士型も検討してください。料金は記事執筆時点のもので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
退職代行ガーディアン
東京都労働委員会に認証された合同労働組合が運営するサービスで、有給消化の交渉にも対応しています。
- 料金:一律19,800円(税込)
- 労働組合運営で交渉力あり
- 追加料金なし
- 即日対応可能
一律料金で追加費用がかからないため、「結局いくらかかるんだろう」という不安がありません。詳細は公式サイトをご確認ください。
退職代行SARABA(サラバ)
退職代行SARABAは、労働組合が運営する退職代行サービスで、料金一律24,000円で利用できます。返金保証も付いています。
- 料金:一律24,000円(税込)
- 労働組合運営で交渉可能
- 全額返金保証あり
- 24時間対応
- 追加料金なし
返金保証が付いているため、「本当に辞められるのかな」と不安な方にも向いています。詳細は公式サイトをご確認ください。
退職代行Jobs(ジョブズ)
弁護士監修+労働組合連携のハイブリッド型で、転職支援サービスも付いています。飲食店を辞めた後の転職もサポートしてほしい方に向いています。
- 料金:シンプルプラン27,000円(税込)/安心パックプラン29,000円(税込)
- 弁護士監修+労働組合連携
- 後払い対応
- 転職支援サービスあり
転職サポートが付いているため、飲食業界から異業種への転職を考えている方にもぴったりです。詳細は公式サイトをご確認ください。

飲食店スタッフが退職代行を使うときの注意点
制服・備品は郵送で返却する
退職代行を使って辞める場合、制服やエプロン、お店の鍵などは郵送で返却するのが一般的です。クリーニングしてから送るとトラブルを避けられます。
ロッカーの私物は事前に持ち帰る
お店のロッカーに私物を置いている場合は、退職代行を依頼する前にできるだけ持ち帰っておきましょう。退職代行を通じて「着払いで送ってほしい」と依頼することも可能です。
まかないの未払い分がないか確認
飲食店によっては、まかないの費用を給与から天引きしている場合があります。退職前に給与明細を確認し、不明な天引きがないかチェックしておきましょう。
給与明細やシフト表はクリアファイルにまとめておくと、天引きや未払いについて相談するときにすぐ見せられます。
飲食店のアルバイト・パートでも、6ヶ月以上継続して勤務し、出勤率が8割以上であれば有給休暇の権利があります。退職前に有給が残っていないか確認しておきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. アルバイトでも退職代行は使えますか?
使えます。退職代行サービスは雇用形態を問わず利用可能です。正社員、契約社員、アルバイト、パートのいずれでも対応してもらえます。
Q. シフトが入っている日に退職できますか?
退職の意思を伝えた後は出勤する義務はありません。退職代行がお店に連絡した時点でシフトのキャンセルも伝えてもらえます。
Q. 飲食店を辞めた後、同じ業界で働けなくなりますか?
退職代行を使ったからといって、飲食業界で働けなくなることはありません。個人経営のお店同士でつながりがある場合はありますが、大手チェーンやエリアが異なるお店であれば影響はほぼありません。
次のお店や別の業界に応募するときに備えて、履歴書の用紙を手元に用意しておくと、求人を見つけたときにすぐ動けます。
Q. 損害賠償を請求されることはありますか?
通常の退職で損害賠償を請求されることはまずありません。「あなたが辞めたせいでお店が回らなくなった」と言われても、法的に賠償義務が生じることは通常ありません。
Q. 給料の未払い分はどうなりますか?
退職代行を利用しても、働いた分の給料は支払われなければなりません。万が一未払いがあった場合、労働組合型や弁護士型の退職代行なら請求の交渉もしてもらえます。
Q. 退職代行を使ったらバイト仲間に迷惑がかかりますか?
退職代行を使ったからといって、バイト仲間に直接迷惑がかかることはありません。シフトの穴を埋めるのはお店の責任です。ただし、バイト仲間に一言「急に辞めてごめんね」と伝えたい場合は、LINEなどで個別に連絡しても問題ありません。
Q. まかない代を請求されることはありますか?
給与明細でまかない代が天引きされている場合は、事前に合意した範囲内であれば問題ありません。ただし、事前の説明なく天引きされていた場合は不当な控除にあたる可能性があるため、退職代行に相談してみてください。
Q. 退職代行を使った当日にシフトが入っていたらどうなりますか?
退職代行が会社に連絡した時点でシフトはキャンセル扱いになります。当日のシフトに出勤する義務はありません。退職代行を依頼するタイミングは、できれば前日の夜や早朝がスムーズです。
まとめ
飲食店の仕事は体力的にも精神的にもハードで、人手不足を理由に辞められない方は少なくありません。しかし、退職は働く人の正当な権利です。退職代行サービスを活用すれば、店長やオーナーと直接やり取りすることなく、スムーズに退職できます。
まずは気になるサービスの無料相談を利用して、自分の状況に合ったサポートを受けてみてください。

※ この記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の料金やサービス内容は各公式サイトでご確認ください。


