退職代行を使って会社を辞めたいけど、「制服はどうやって返せばいいの?」「クリーニングに出してから返すべき?」と悩んでいませんか。制服の返却は意外と気になるポイントで、正しい返却方法を知らないと余計なトラブルの原因になることもあります。
結論からいうと、制服は郵送で返却可能です。クリーニングについても会社の指示に従えば問題ありません。この記事では、退職代行利用時の制服の返却方法、クリーニングの要否、郵送の手順、そしてトラブルを避けるためのコツまで詳しく解説していきます。

退職代行を使っても制服の返却義務はある
制服や作業着は会社の所有物(貸与品)であるため、退職時に返却する義務があります。退職代行を利用したかどうかに関係なく、会社から借りているものは返さなければなりません。
ただし、直接会社に行って返す必要はありません。退職代行が会社に「制服は後日郵送で返却します」と伝えてくれるので、自分で会社に連絡する手間もなく、郵送で返却すれば大丈夫です。
なお、制服の返却を放置していると、会社から催促が来ることがあります。退職後のストレスを減らすためにも、できるだけ早く返却してしまうのがおすすめです。
制服のクリーニングは必要?費用は誰が負担する?
制服を返却する際に最も悩むのが「クリーニングに出すべきかどうか」です。この点について整理しましょう。
基本的な考え方
クリーニングについては会社ごとにルールが異なります。就業規則にクリーニングして返却する旨が記載されている場合は、その指示に従いましょう。特に記載がない場合は、洗濯をして清潔な状態で返却すれば問題ありません。
クリーニング費用の負担
クリーニング費用を誰が負担するかは、就業規則や雇用契約書の内容によります。一般的には以下のパターンがあります。
- 会社負担:会社が指定のクリーニング業者を手配している場合
- 自己負担:就業規則に「クリーニングして返却すること」と明記されている場合
- 記載なし:この場合は洗濯で十分。クリーニングの義務はない
退職代行を通じて、クリーニングの要否を会社に確認してもらうのが確実です。自己判断でクリーニングに出して費用を請求されたり、逆にクリーニングせずに返却してトラブルになったりするのを避けるためです。
- クリーニングの要否は退職代行を通じて会社に確認する
- 就業規則に記載がなければ洗濯すればOK
- クリーニング費用の自己負担が不当だと感じたら退職代行に相談
- 迷ったら安全策としてクリーニングして返却するのが無難
制服を郵送で返却する手順【4ステップ】
制服の郵送返却は手順通りに進めればシンプルです。
ステップ1:制服をクリーニングまたは洗濯する
退職代行を通じて確認した指示に従い、制服をクリーニングまたは洗濯します。クリーニングに出す場合は、仕上がりまでに数日かかることを見越して早めに手配しましょう。
ステップ2:梱包する
清潔な状態の制服を丁寧に畳み、段ボールまたは紙袋に梱包します。制服が汚れないように、ビニール袋に入れてから箱に入れると安心です。ボタンやファスナーが引っかかって傷つかないよう、綺麗に畳んで入れましょう。
ステップ3:送付状を同封する
返却物のリストを記載した送付状を同封します。送付状には以下を記載しましょう。
- 日付
- 宛先(会社名・部署名・担当者名)
- 差出人の氏名
- 返却物の品名と数量(例:制服上着1着、ズボン1着、ネクタイ1本)
- 「退職に伴い返却いたします」という旨の一文
ステップ4:追跡可能な方法で郵送する
宅配便(ゆうパック・ヤマト運輸・佐川急便など)で送るのがおすすめです。制服はサイズが大きく重さもあるため、レターパックではなく宅配便を利用するケースが多いです。追跡番号を控えておき、退職代行にも番号を共有しておくと安心です。
- 制服のポケットに個人の持ち物が残っていないか確認する
- 名札やネームプレートが付いている場合は一緒に返却
- 安全靴やヘルメットなど付属品も忘れずに返却
- 返却したら退職代行に発送完了を報告する
制服以外に返却が必要なもの一覧
退職時に制服と一緒に返却すべきものをまとめておきます。まとめて一度に郵送すれば手間が省けます。
- 制服・作業着:上着、ズボン、スカート、エプロン、白衣など
- 安全靴・ヘルメット:工場や現場勤務の場合
- 名札・ネームプレート:制服に付けていたもの
- 社員証・IDカード:セキュリティに関わる重要なアイテム
- 鍵・セキュリティカード:ロッカーやオフィスの鍵
- 健康保険証:退職日の翌日から無効になるため速やかに返却
- 通勤定期券:会社支給の場合は返却対象
- 会社支給の端末:PC、スマートフォン、タブレットなど
これらを一つの箱にまとめて送れば、何度も郵送する手間が省けます。ただし、壊れやすいものと一緒に制服を入れる場合は、緩衝材で保護してから梱包しましょう。

制服を返却しなかったらどうなる?
制服を返却しないまま放置すると、いくつかのリスクがあります。
会社から催促や請求が来る
制服は会社の資産です。返却しないでいると、会社から催促の連絡が来ることがあります。退職代行を使っていても、催促は退職代行経由もしくは書面で届く可能性があります。
制服代の弁償を求められる可能性
長期間返却しないでいると、制服の弁償として費用を請求されるケースもあります。特に高額な制服(特殊な作業着や防護服など)の場合は、弁償額も大きくなる可能性があるため注意が必要です。
退職後の手続きに影響する場合がある
返却物が届かないことを理由に、会社が離職票の発行を遅らせるケースも稀にあります。法的には離職票の発行は返却物とは無関係ですが、実務的には影響が出ることがあります。トラブルを避けるためにも、速やかに返却することが大切です。
制服が汚損・破損している場合の対処法
長期間使用した制服には汚れや傷みがあるのが当然です。通常の使用に伴う経年劣化については弁償の義務はありません。
ただし、本人の過失で著しく損傷させた場合は修繕費を求められることがあります。退職代行を通じて制服の状態を会社に伝えておくと、後からトラブルになりにくいです。
返却前に制服の状態を写真に撮っておくことをおすすめします。「返却された制服が破れていた」などと後から言われた場合に、発送時の状態を証明する証拠になります。
Q&Aコーナー
Q. 制服を紛失してしまった場合はどうする?
制服を紛失した場合は、退職代行を通じて正直に会社に伝えましょう。弁償を求められる可能性はありますが、黙っているよりも先に伝える方がトラブルは小さく収まります。弁償金額が不当に高い場合は、退職代行(特に弁護士型)に相談して適正な対応を求めることができます。
Q. 制服のクリーニング代はいくらくらい?
制服の種類によりますが、一般的なワイシャツなら200円〜400円程度、ジャケットやブレザーなら800円〜1,500円程度、ズボン・スカートなら500円〜900円程度が目安です。作業着や特殊な素材の場合はクリーニング店に直接確認してください。
Q. 制服を自分で買い取ることはできる?
会社によっては制服の買い取りに応じてくれるところもありますが、一般的ではありません。思い入れのある制服を手元に残しておきたい場合は、退職代行を通じて会社に相談してみましょう。ただし、社名やロゴが入った制服は個人情報保護やブランド管理の観点から買い取りを断られることもあります。
Q. 複数の制服がある場合(夏用・冬用など)は全部返す?
会社から支給されたものは基本的にすべて返却が必要です。夏用と冬用の制服がある場合は両方を返却しましょう。退職代行を通じて「返却すべき制服の一覧」を会社に確認してもらうと確実です。長年勤務していると支給品の数が増えていることがあるため、自分でもリストを作って確認することをおすすめします。
Q. 返却の送料は自己負担?
一般的に返却にかかる送料は退職者の自己負担です。ただし、会社が着払い対応を指定するケースもあります。退職代行を通じて送料の負担について事前に確認しておくと安心です。宅配便の場合、サイズにもよりますが1,000円〜2,000円程度が目安です。

まとめ
退職代行を使った場合でも、制服や作業着は会社の所有物であるため返却義務があります。ただし、出社して直接返す必要はなく、郵送で返却できるので安心してください。
クリーニングの要否は会社によって異なるため、退職代行を通じて確認するのがベストです。迷った場合はクリーニングして返却するのが無難な選択です。
返却のポイントは、追跡番号のある配送方法を使うこと、送付状を同封すること、発送前に制服の状態を写真に撮っておくことの3点です。制服以外の返却物も一緒にまとめて送れば、一度の発送で済みます。
制服の返却を後回しにしていると、会社から督促が来たり弁償を請求されたりすることもあります。退職代行に依頼した流れで、制服の返却も早めに済ませてしまいましょう。返却方法で困ったことがあれば、退職代行のスタッフに気軽に相談してみてください。会社とのやり取りを代行してくれるので、自分で直接対応する必要はありません。気持ちよく次のステップに進むためにも、返却物はきちんと処理して退職を完了させましょう。


