「退職代行を使いたいけれど、具体的にどうすればいいの?」「当日は何をすればいいの?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、退職代行の利用手順を詳しく解説します。
退職代行の利用は想像以上にシンプルです。LINEで相談して、あとはプロに任せるだけ。筆者は元労務担当として退職代行の対応を何度も受けてきましたが、自分が使う側になった時も「こんなに簡単でいいの?」と驚いたくらいです。
この記事では、依頼から退職完了までの全5ステップを時系列で丁寧に解説していきます。退職後にやるべきことまで網羅していますので、この記事だけで全体の流れが把握できます。

STEP1:無料相談する
まずは退職代行サービスに無料相談するところからスタートです。ほとんどのサービスがLINE、メール、電話で24時間相談を受け付けています。この段階では費用は一切かからないため、気軽に問い合わせて大丈夫です。
相談時に伝える内容は以下の通りです。
- 会社名と雇用形態(正社員・契約社員・アルバイトなど)
- 退職したい理由(大まかなもので構いません)
- 希望する退職日
- 有給休暇の残日数
- 会社に置いてある私物の有無
- 健康保険証や制服など返却物の有無
筆者はLINEで相談しました。夜の11時にメッセージを送ったところ、20分後には返信が届きました。「こんな夜遅くに相談して大丈夫かな」と心配する必要は全くありません。退職代行サービスは、まさにそういう切羽詰まった状況の方のために存在しているのですから。
この無料相談の段階で、料金、対応範囲、自分のケースに対応できるかどうかを確認しておきましょう。質問にはしっかり答えてもらえるので、疑問点は全てこの段階で解消しておくのがおすすめです。
STEP2:依頼・支払い
相談して納得したら、正式に依頼を行います。支払い方法はサービスによって異なりますが、以下が一般的です。
- クレジットカード(最もスピーディ。即日対応の場合はこれがベスト)
- 銀行振込(振込確認後に対応開始)
- 後払い(対応サービスのみ。手元にお金がない方向け)
支払いが確認されたら、退職代行の実行日を決めます。即日対応の場合は、支払い完了後すぐに動いてくれます。筆者の場合はクレジットカードで即日支払いし、「では明日の朝、会社に連絡しますね」と5分もかからず手続きが完了しました。
STEP3:退職代行が会社に連絡
実行日になると、退職代行スタッフが会社の人事部や上司に電話をかけてくれます。伝えてくれる内容は以下の通りです。
- ○○さんが退職の意思を表明していること
- 今後の連絡は退職代行を通してほしいこと
- 有給休暇の消化を希望すること(労働組合型・弁護士型の場合)
- 退職届は後日郵送すること
- 本人への直接連絡を控えてほしいこと
この間、あなたは自宅で待っているだけでOKです。会社に行く必要も電話する必要も一切ありません。筆者の場合、朝9時に会社に連絡してもらい、10時頃に「退職が受理されました」とLINEで報告を受けました。わずか1時間で退職が完了しました。
元労務担当として言えることですが、退職代行からの連絡を受けた会社側は、ほぼ100%あっさり受理します。争っても双方にメリットがないことを、会社側も理解しているからです。

STEP4:退職届・返却物の郵送
会社への連絡が完了したら、退職届と返却物を郵送します。退職届の書き方がわからなくても、退職代行がテンプレートを提供してくれるので心配ありません。
郵送するものの一覧は以下の通りです。
- 退職届(退職代行がテンプレートを提供してくれる)
- 健康保険証
- 社員証・IDカード
- 制服やユニフォーム(クリーニング済みが望ましい)
- 会社のPC・携帯電話(貸与品がある場合)
必ず配達記録が残る方法(レターパック、簡易書留)で送りましょう。普通郵便だと「届いていない」と言われるリスクがあります。追跡番号付きであれば配達状況もオンラインで確認できるため安心です。送り状の控えは保管しておいてください。
STEP5:退職完了・必要書類の受け取り
退職が正式に受理されたら、会社から以下の書類が届きます。全て届いたら退職手続きは完了です。
- 離職票:失業保険(雇用保険の基本手当)の申請に必要な書類
- 源泉徴収票:確定申告や年末調整に必要な書類
- 年金手帳:会社に預けている場合に返却される
- 雇用保険被保険者証:転職先に提出する書類
届くまでに2〜4週間かかることが多いです。届かない場合は退職代行に相談して催促してもらうか、ハローワークに直接相談しましょう。特に離職票は失業保険の申請に不可欠な書類のため、届かない場合は早めの対応が必要です。
退職後にやるべきこと
退職が完了した後に必要な手続きをまとめました。事前に把握しておけば、退職後も慌てずに対応できます。
健康保険の切り替え(14日以内)
退職翌日から会社の健康保険が使えなくなります。国民健康保険に加入するか、前職の健康保険を任意継続(最長2年)するかのどちらかを選びましょう。市区町村の窓口で手続きできます。保険料を比較して安い方を選ぶのが賢い方法です。
年金の切り替え(14日以内)
厚生年金から国民年金への切り替え手続きが必要です。市区町村の窓口で対応してもらえます。日本年金機構のサイトで必要書類を事前に確認しておくと安心です。
失業保険の申請(離職票届き次第)
ハローワークで求職申し込みと失業保険の手続きを行います。自己都合退職の場合は2〜3ヶ月の給付制限期間がありますが、会社都合や正当な理由がある場合は待機期間が短縮されることもあります。
転職活動(できるだけ早く)
退職代行サービスによっては転職サポートが付いていることもあります。転職サイトへの登録も早めに行いましょう。退職前から転職活動を始めておくのが理想ですが、退職後でも遅くはありません。
厚生労働省では退職後の各種手続きについて詳しい情報が公開されています。事前にチェックしておくことをおすすめします。

まとめ:退職代行の流れは驚くほどシンプル
退職代行の流れをまとめます。
- 無料相談:LINEで気軽に問い合わせ(24時間対応のサービスも多い)
- 依頼・支払い:クレカなら即日完了。後払い対応のサービスも
- 退職代行が会社に連絡:自分は自宅で待つだけ
- 退職届・返却物を郵送:配達記録が残る方法で送る
- 書類受け取りで完了:2〜4週間で届く
自分で会社とやり取りする必要はほぼゼロです。「相談→依頼→待つ→郵送→完了」のたった5ステップで退職が完了します。
「辞めたいけれど言い出せない」と悩んでいるなら、まずはLINEで無料相談してみてください。相談するだけなら費用はかかりませんし、話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるはずです。

